第9回偏光計測研究会「偏光計測・偏光制御の最新の動向」
本研究会は、エリプソメトリーやポラリメトリーに代表される偏光を用いた計測技術に関して議論と情報交換を行い、この技術分野における日本の研究開発を活性化し、そのレベルを向上しようとする集まりです。 2007年11月から活動を開始し、半年毎に研究会を開催しております。これまでに東北大学(仙台)、産業技術総合研究所(つくば)、北海道大学(札幌)、横浜市立大学(横浜)、山梨大学(甲府)、宇都宮大学(宇都宮),東京工芸大(東京),堀場製作所(東京)と8回開催されてきました。 今回は,偏光解析の第一人者 東京工芸大学の川畑州一先生をお招きして偏光の表示法に関してのチュートリアルをお願いしました。また、東海大学の遠藤雅守先生には、アクシコン光学素子を用いた軸対称偏光発生技術に関する招待講演をお引き受け戴きました。また,初めての試みとして,幾何学的位相と偏光解消に関する話題提供と企業の皆様のからの製品に関するショートプレゼンテーションを企画しました。講演会終了後には,東京都立産業技術研究センターの見学会も予定しております.さらに,偏光技術に関わる研究者,技術者の交流の場として懇親会も予定しております。 年度末に近付きなにかと忙しい季節ですが, 偏光計測にご関心をお持ちの多くの皆様のご参加をお待ちしております。
日程: 2014年2月20日木曜日
場所: 東京都立産業技術研究センター (江東区青海)
参加費: 一般 3,000円、学生 300円(当日払)、懇親会参加費 3,000円
プログラム
10:00-10:10
イントロダクトリートーク
澤近洋史(東京都立産業技術研究センター )
10:10-10:50
講演1: (招待講演)アクシコン光学素子を用いた軸対称偏光発生技術および加工への応用
遠藤雅守(東海大学)
10:50-11:30
講演2: (話題提供)幾何学的位相による光制御と計測応用
若山俊隆(埼玉医科大学)
11:30-12:10
講演3: (話題提供)ミュラー行例による散乱と偏光解消とその応用
大谷幸利(宇都宮大学)
12:10-13:30
昼食休憩
13:30-14:30
チュートリアル: 偏光のさまざまな表示法とその応用
川畑州一(東京工芸大学)
14:30-15:30
偏光関連企業によるショートプレゼンテーション
14:30-14:40
講演4: 偏光教育用 ペーパークラフト ポアンカレ球
高和宏行(ユニオプト株式会社)
14:40-14:50
講演5: 偏光イメージングカメラ"PolarCam"
森田道拓(株式会社オプトサイエンス)
14:50-15:00
講演6: 分光エリプソメトリーの製品とアプリケーション
久家祥宏(ジェー・エー・ウーラム・ジャパン株式会社)
15:00-15:10
講演7: 光弾性変調器を使った高精度複屈折イメージ顕微鏡
島田竜太郎(株式会社東京インスツルメンツ)
15:10-15:20
講演8: 高空間分解能をもつ偏光解析装置OPTIPRO-micro
宮下道行(シンテック株式会社)
15:20-15:30
講演9: 高速複屈折マッピングシステム KAMAKIRI の製品紹介
大沼隼志(株式会社フォトロン):
15:30-15:40
休憩
15:40-17:10
東京都立産業技術研究センター 見学会
17:30-19:30
懇親会(東京都立産業技術研究センター内 食堂)